銘柄分析

【銘柄紹介】4633 サカタインクス|印刷インキ世界トップクラス、安定成長と高配当の魅力

こんにちは。TATです。

今日は証券コード4633のサカタインクスを紹介します。

こちらは僕が実際に投資した銘柄です。

高配当かつ業績も堅調という、配当金をもらいながらキャピタルゲインも同時に狙える銘柄だと思っています。

2025年7月18日を購入して、約定単価は2,068円でした。

 

サカタインクス(4633)とは

まずは会社紹介です。

この記事を書いている2025年8月16日時点の情報になります。

 

会社概要

  • 創業:1920年9月5日、上場:1961年10月1日、市場:東証プライム(化学

  • 本社:大阪市中央区淡路町4‑2‑13 アーバンネット御堂筋ビル

  • 従業員(連結):約5,178名、平均年齢44.6歳、平均年収約7,870千円

創業は1920年、上場は1961年というかなり歴史のある企業です。

 

主な事業内容

  • 印刷インキを主力とする化学メーカー。新聞用、パッケージ用など幅広い用途のインキを製造。機能性材料(インクジェットインキ、トナー、顔料分散液)にも注力

  • アルミ缶用インキの分野では世界トップシェアを誇り、世界3位の印刷インキメーカーとして国際的競争力あり

  • 2024年連結売上構成比は、米州34.8%、アジア23.1%、日本21%、欧州8.5%、機能性材料7.7%など、グローバルに広く展開

アルミ缶インキでは世界トップシェアの企業であり、世界3位の印刷インキメーカーです。売り上げもグローバルで、日本よりもアメリカやアジアの売上の方が多い構成となっています。

 

投資を決めた理由

成長性

  • 2025年12月期第2四半期(中間期)は、売上高1,263.96億円(前年同期比+4.4%)、営業利益76.45億円(同+5.4%)と増収増益

  • 通期予想では、売上高2,680億円、営業利益155億円と今後の成長に期待

業績は基本的には右肩上がりで、今後も継続的な成長が見込まれています。

業績や株価の見方に関しては、オニールやミネルヴィニの投資手法も参考にしています。

特に売上高とEPSの推移には注目します。

【オニールの成長株発掘法】CAN-SLIM投資法について解説

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【無料公開】ミネルヴィニのトレンドテンプレートを日本株に適用する

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ちなみにミネルヴィニ銘柄にも登録されています。(2025年8月16日時点)

ミネルヴィニ銘柄

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財務の健全性

  • 自己資本比率は50.7%と安定した財務基盤

  • ROEは8.53%、PBRは約1.03倍とバランスの取れた財務指標

自己資本比率は50%と、僕が基準としている40%をクリアしています。

 

株主還元姿勢

  • 配当利回り予想は約3.96%、1株配当は90円の見通しで比較的高配当

 

配当利回りは4%弱ととても高水準です。僕がエントリーした時点では4%を超えていました。

僕が高配当銘柄を選定する1つのポイントは利回りが4%以上であることです。

これはかんちさんの投資手法を参考にしています。

元消防士が資産8億円を築いた!「かんち流・高配当株×貯株」完全ガイド【2025年版】

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業績推移と株価動向

過去5年の業績推移

  • 売上高・営業利益・純利益は右肩上がりで推移。2023年12月期:売上約2,283億円、最終利益約74.7億円。2024年12月期:売上約2,455億円、最終利益約90.1億円。

  • 2025年予想:売上2,680億円、最終利益約108億円。増益ペースも継続中

 

株価とトレンド

  • 現在値約2,270円(2025年8月15日終値)、年初来高値2,271円、安値1,519円。信用倍率7.11倍と流動性も高い

  • PER(予想)10.41倍、PBR(実績)1.03倍と、株価水準は割安感もある範囲

 

僕はずっと成長株投資をやってきたこともあり。株式投資でPERはほぼ気にしていないのですが、サカタインクスに関しては成長している割にPERは低い印象があります。

長期投資に向いていると感じました。

 

株価指標まとめ

  • 配当利回り:約3.96%

  • PER(予想):10.41倍

  • PBR(実績):1.03倍

  • ROE:約8.5%

  • 自己資本比率:約50.7%

ROEも8%を超えて高水準です。PERはそこまで気にしていませんが、10倍程度なのでそこまで高いということもありません。

長期で保有するには安心でいる数値感です。

 

今後の注目ポイント

市場環境と需要予測

  • グローバル展開が進んでおり、米州・アジアでの販売好調。原材料価格の安定も利益押し上げに貢献

  • 環境配慮型インキや機能性材料など、新たな成長エリアへの取り組みが期待される

国内だけだと厳しいですが、グローバルに展開しているので、今後も継続的に売り上げを伸ばしていく可能性を秘めていると思います。

インフレや資源高に対してもきちんと価格転嫁できていることも好感が持てます。

 

成長戦略

  • 海外(特に米州・アジア)の強化、機能性材料への注力、環境配慮型製品開発で市場ニーズに対応

リスク要因

  • 世界的な景気後退や印刷需要の減少による売上圧迫リスク

  • 原材料価格の変動、競争激化、為替変動も業績に影響を与える可能性あり

まとめ

総括:サカタインクス(4633)は、印刷インキ世界3位という強みを持ち、グローバル展開と環境配慮型・機能性材料への注力により安定成長が期待される。財務指標や配当利回りも魅力的で、長期保有に適した銘柄といえる。

投資視点:短期的には中間決算や通期業績の発表に注目。長期的には海外市場開拓や新製品展開の進捗、環境関連需要の高まりが鍵となる。

 

高配当で配当を受け取りながら、業績も堅調に伸びている銘柄なので、安心して長期保有ができる銘柄と判断してエントリーを決めました。

 

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